モノづくりアートコンテスト2021年受賞作品
2021年
グランプリ賞
「ホヌ曼荼羅(点描画)」
橋本結花
作品番号:21001
ホヌとはハワイ語で幸せを運んでくるウミガメのことです。「皆に幸せを」という願いを込め悠然と泳ぐ姿を大胆に美しく描いた姿です。まるで命が吹き込まれた宝飾品のように輝きその感動がストレートに伝わってきます。
2021年
準グランプリ賞
「ごちゃまぜ人間とネコたち」
カミジョウミカ
作品番号:21004
むらさきネコを中心に外国人、宇宙人、障がい者、多様なキャラクターが一緒にダンスを踊る、ちょっと不思議で楽しさに溢れた絵です。私たちの世界もこうなればいいですね。
2021年
アイデア賞
「車椅子で座ったままお世話できるベビーベッド」
アイデア賞 ウィルチェアファミリー のりちゃん、えりちゃん、みっちゃん、さんちゃん、あやちゃん、又野亜希子
作品番号:21039
車椅子ユーザーのお母さんが対面で座った状態でも赤ちゃんのお世話ができるベビーベッドです。この企画アイデアは赤ちゃんへの愛情がベースとなり、より密接に世話をしたい、触れていたいという障がい者の女性の視点で捉えています。
2021年
東京モード学園
グラフィック学科賞
「覆面レスラー」
吉川健司(かうんと5)
作品番号:21007
ユーモラスな表情の覆面レスラーは、どこか気持ちをホッコリさせる魅力があります。今回新設された賞においてデザインを学ぶ20 歳代の若い人たちの人気は絶大でした。
2021
編集後記
心の変動のままに描く、それが私の意思
至上の自由な時間とともに。
モノづくりアートコンテストは今年で2回目、昨年よりもさらに応募者も増え、皆様の感性の熱気に圧倒されました。東京オリンピックでは特にパラリンピアのハンディキャップを乗り越える姿には多くの人に感動を与えましたが、個性を表現するアートの世界では、障害がポジティブな才能として開ける世界だと改めて思いました。
絵が描かれていく間、絶えずこころの変動に従い、もしかしたら作者の期待や欲求よりもずっと多くのことを表現されているのかもしれません。「線が対象を生まれさせ、色がフォルムを暗示しフォルムが主題を決定する。」これはアートはあらかじめ計画されたものではないというピカソの言葉ですが、まさしくそれを体現しているのではないかと作品を見ながら感じました。
また、アイデア部門では障がい者だからこそ見え、感じ、また考えることができること、それを社会に提言したいという想いが心に刺さりました。 なお、今年は審査の新しい試みとして東京モード学園の協力のもと、グラフィック学科約20名の生徒の若い視点からの賞を加えました。来年はもっと多くの施設や個人からの応募があると思います。私たちは、アートを通して障がい者と社会をより緊密にする活動に取り組んでいきたいと考えています。
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